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美味しい食事ができるお店は人を思うように動かすこともできる

飲食店の役割は、人の本音を吐き出させる場所として、昔から使われてきました。食べるという行為でその気まずさを紛らせることもできるうえに、食べるという体裁の行為の元、話しを進めることができるからです。美味しい料理を食べることでも人は本音が出やすかったり、気持ちがおおらかになることもあるので、そういう意味からも、飲食店は、重宝されてきました。何も空腹を満たすためだけの生きていくための最低限の活動としてだけが飲食店の役割としてあるのではない、というのは間違いない事実です。

お客様をおもてなしする飲食店の店員も、場所によっては、仲をとりもつ役割として指名を受ける場合もあります。飲食店の役割は、食事をしてお腹を適度に満たすことから、人の本音を吐かせるという目的から、人間関係を深めるためなど、さまざまな意味の目的から存在意義が強くあると思います。

食事を通して本音を吐かせる、腹を探るという意味で料亭会談という言葉がありますが、これは、美味しい食事をすることで、人は、一緒に美味しいものを食べている人を無条件に良い人と思ったり、美味しい食事から気の緩みが生じ、本音が出る、話しがある意味、建設的にも進んでいくということで昔から行われてきたと聞いたことがあります。確かに、食事は、美味しいと本音がぽろりと出たり、一緒に食事をしている人を、信じてしまうこともあるものです。

食事をする場所というのは本当に不思議なパワーのあるものです。食べるという行為は、人間の三大欲求でもあり、生理現象のような部分もあります。なぜなら、食べるという行為はある意味で、無防備でもあるからです。本来の生理現象は、呼吸、睡眠、排泄などの部類です。しかし、食べるという行為も、生理現象に似通っている部分があり、人前で一緒に食事ができるということは、生理現象のように無防備な状態と共通する部分があるからです。口に食べ物を運ぶ行為は、本来は生に直球する問題でもあるだけに、無防備だからです。だからこそ、美味しいもので気がゆるめば、話しがまとまるということがあるのでしょう。

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